こんにちは、井上向介です。アラフィフ、サラリーマン。子供2人は社会人となり独立。現在、妻と二人で生活しています。
この記事では、2023年6月の株式運用結果を公開しています。
2023年6月の運用結果
2023年6月の株式の運用結果は、前半は日経の上昇の恩恵を受け順調に含み益が増えたのですが、後半の調整で大きく含み益が減るという天国から地獄のヤキモキする1ヶ月でした。
発売された四季報夏号を見て、良さそうと思う銘柄を9銘柄買った直後に日経ダダ下げという悲惨な場面も。。。
【先月からの変化】
- 以前からの保有株の含み益は増える
- 四季報夏号の発売
- 新たに9銘柄購入し経過を見守る(すでに2銘柄脱落、、、)
運用実績(-6,800円)
今月の確定損益は、-6,800円となりました。2023年の運用結果は下表のとおりです。
6月の主な取引内容
- 決算急落時に拾った1銘柄を+2,200円の微利益で処分。売った理由は値動きがイマイチだったから ⇒今は撤退時より下げているのでナイスジャッジ!
- 四季報を見て自分でいいなと思った9銘柄を新たに買う。うち2銘柄は音速で損切り
- 後半の急落時に手持ちの保有株を買い増し
運用資金と持ち株、余力
現在の私の運用資金は200万円です。保有株の買い付け金額の合計は約110万円、余力は90万円となります。
信用口座は開設していますが、現物取引のみとなります。
配当金を少し貰う
今月は配当金の通知がいくつか届きました。税引き後で5,600円の収入となりました。長い間配当金など貰っていなかったので、うれしいです。
前回配当金を貰った記憶は、かれこれ10年以上前で数百万円の含み損を抱える中、数万円の配当金という焼け石に水状態でした。
⇒【株の塩漬けとは】保有株-320万体験談 損切りせずに放置するとどうなる?
四季報夏号発売される
今月は「会社四季報の夏号」が発売されました。といっても、四季報を真面目に読みはじめてまだ3冊目です。ようやく、見るポイントを覚えてきたという程度です。
四季報を見ることがゴールではない
私は常に「手段の目的化」を戒めるようにしています。株式投資では儲けたいあまり、多くの人が手法探し(聖杯探し)に傾倒しがちです。
四季報を読むのも利益を出すための「手段」の一環であり、読むこと自体を「目的」としてはいけません。
逆にいえば四季報を読まなくても、別のやり方で(それがイナゴでも感覚トレードでも)利益が出せるなら、それでいいと考えています。
⇒株式投資における【聖杯伝説】 勝ち続けられる手法は存在するのか
オンライン版でいいかも
昭和の人間なので日頃読む書籍もそうですが、電子版が苦手で冊子版(老眼なのでワイド版)を購入しています。同時に四季報オンラインにも課金しています。(ベーシック会員ですが)
最近は、「別にオンライン版でもいいかな」と思うようになりました。冊子は置き場所に困ります。次(秋号)からは、オンライン版で済ませる予定です。
次の種まきをする⇒直後、嵐が直撃
手持ちの2銘柄も伸びてはくれていますが、いつか天井を打つことになります。そこで、四季報を見て、新たに「次の世代の種まき」をすることにしました。
具体的には、自分で有望だと思う銘柄を9銘柄買いました。しかし、その直後に6月末の大幅調整。損益画面は、マイナスで真っ青に・・・
「なんで俺が買った後に下がるかな。監視されてる?」の”株式投資あるある”を全力で体験することになりました。
9銘柄から伸びるものを残す
なぜ9銘柄も買うかというと、選球眼に自信がないのでとにかく「クジを引き続けなければなりません。」宝くじも買わないと当たらないのと一緒の感覚です。
この中から伸びそうなものを残し、ダメなものを切って「トータルの差益で利益を残す」という考えです。
といいつつ、さっそく2銘柄が月を超えることなくお亡くなり(損切り)になりました。。。来月末には何銘柄生き残っているのか。
手数料考慮の関係で、記事冒頭の損益とは多少異なります。
実戦経験こそが”将来の糧”になる
「なにもすべて買う必要もないだろう。銘柄の値動きを監視して結果を確認すればいいのでは?」と思われている人もいるかもしれません。
しかし私は、実体験(特に損失の痛み)からしか、学ぶものはないと考えています。痛みを伴わない銘柄監視では、すぐに記憶から消えてしまいます。
毎日ヤキモキした記憶は長く残りまた、「なぜ損失になったのか」、「利益を大きく伸ばすコツ」などをリアルタイムで考えることができます。
玉操作の練習にもなる
多くの手持ち株があれば、どれを残しどれを切るのかなど、保有株(玉)の操作の練習になります。
- ダメなものは、どのラインで損切りするのか
- 損切りは問題なく執行できるか
- 伸びているものは、次にどこで買い増すのか
- 押し目が来るまで待つべきか、今買うべきか
実際に株式を保有することで、上記のような実践練習がきます。「習うより慣れよ」です。PDCA回していきましょう。
過去の取引チェックポイント4点
気づけば1年の半分が過ぎました。今年から久しぶりに株式投資を再開しましたが、一応生き残ることはできています。
そこで、この半年間の取引を振り返り、反省点や改善点を探しました。
【半年間の取引を振り返って】
- 利大損小は実行できている
- 買いをケチりすぎ ⇒改善急務
- 含み益を担保に攻めてみる
- 選球眼は上がったのか
利大損小は実行できている
これが意外にもできているのが自分でも不思議です。今月新たに買った9銘柄を除くと、今年の取引では17銘柄売買しています。
このうち残っているのが2銘柄で、この”大当たり”2銘柄で利益の大半をたたき出しています。他には中当たり(利益3万が2回)ありました。
勝率は4/17で2割ちょいといったところでしょうか。中長期投資では、勝率はまったく必要ないことが分かります。
やはり兼業は待てる
利益が大きくなるまで待てている最大の理由が、「兼業なので生活費が保障されている」ことです。期限を切って、「いついつまでに、いくら」という制約がないのは大きいです。
これは、精神的にも非常に楽です。
買いをケチりすぎ ⇒改善急務
これは、私の中では改善急務の事項です。
買い値を少しでも抑えたい気持ちが前面に出てしまい、しょっぼいところで指値して、結局は刺さらずに買えないことが多々あります。
しかし、大きな利益が期待できる銘柄は、きれいな右肩上がりのチャートなのでなかなか落ちてきませんし、その間にどんどん上がっていきます。
結局、半年~1年などの長い目で見て過去を振り返れば「買い値の数十円など誤差の範囲」ということが分かります。
トータルでは大損
逆に、その数十円をケチって”大当たり銘柄を買い逃した”というのが、少なくとも3回はありました。買いの数十円(2,000円程度)をケチって、トータルで10万円以上の機会損失となっています。
結論:陰線の次の日に黙って「寄り成り」で買っとけ。多少高値掴みでも、ほっといても上がっていく。
利益を担保に攻めてみる
今月、一気に9銘柄購入したのも含み益があればこそだと思っています。含み益を担保に、少しハイリスクの取引にも手を出すことが出来るようになりました。
最悪、含み益が減るだけで実損はないと考えるようにしています。今までなら怖くて手がでなかった6月末の下落でも果敢に買いに行きました。
結果、大きくリバってくれて今は利益に貢献しています。
選球眼は上がっている?
私は定期的にこれまでの過去の取引を振り返って、私が損切りした銘柄や利確した銘柄が今どうなっているかを見ています。
特に損切りした銘柄がどうなったかをチェックして、”損切りの判断が間違っていなかった”か確認しています。
後悔したのは1銘柄だけ
実際、「あ~切らずに持っておけばよかった、、、(後に上昇していた)」と思ったのは16銘柄中1銘柄だけでした。やはり、早めの損切りは大事です。
また、過去の買いポイントを確認し「今ならここでは買わないな」と思うようになっているので、少しは成長を実感しています。
関連記事
株式市場で生き残るための”5つのポイント”【1年以内に7割が退場】
元金1.5倍に9年かかる 老後資金にインデックス投資は有効か