こんにちは、井上向介です。アラフィフ、サラリーマン。子供2人は社会人となり独立。現在、妻と二人で生活しています。
この記事では、2023年5月の株式運用結果を公開しています。
2023年5月の運用結果
結論:日経爆上げの恩恵、少しはあった。
2023年5月の株式の運用結果は、含み益は4月から増えたものの海外勢が買っている大型株は一切手持ちがなく、爆利益なんてことはありませんでした。
しかし、日経平均の上げにつられて手持ち株が上昇したので、間接的な恩恵は受けています。その一方で、決算通過後に新規で買った銘柄のうちの1つが冴えず、2万近くの損切りが発生しました。
【先月からの変化】
- 4月からの保有株は含み益が増える(ありがたい)
- 決算通過後2銘柄買い。そのうち1銘柄は粘るも約2万円の損切り
- 手持ち株の1つを買い増し
運用実績(-18,600円)
2023年の運用結果は下表のとおりです。日経上昇の恩恵は受けていますが、確定ベースではまだ今年はマイナスです。
運用資金
現在の私の運用資金は200万円です。
損失先行は悪くないと判断
これでまた確定損益としては、損失が先行する状況となりました。ただ、「確定損失先行&含み益あり」となっている今の状況は、私的には”悪くはない”と考えています。
これが逆に確定利益8万円、含み損3万円という状態であれば未来は重苦しいモノでしょう。
利益には伸びる芽があるが、損失にはそれがない
一般的に株価はトレンドを形成し一定方向に進みます。そのため、現状プラスの銘柄(チャートは右肩上がりのはず)はさらに伸びて、含み益は増える確率が高いです。
逆に現状マイナスの銘柄はチャートが右肩下がりのはずで、ここから盛り返す(含み益になる)ためには、トレンドの転換という「大きなきっかけ」が必要となり、容易ではありません。(確率は低い)
このようなことから、将来利益となる”可能性が高いモノ”を手元に残し、将来損失が増える”可能性が高いモノ”を先に損切りする方が、確率的に未来は明るいと考えています。
その結果、「確定損失」が先行することになります。
逆行きの電車に乗る必要があるのか
書籍「デイトレード」にも、同じようなことが書いてあります。
- 下落する銘柄を買う(保有する)ことは、望ましい方向(上昇=利益)に向かっているのではない
- 我々の本当の望みは、株価が上昇することである。それなのに下落する銘柄を買う(保有する)とは、支離滅裂である
- 西(利益)に向かうために、まず東(損失)へ向かうとは、6歳の子供にもおかしいとわかる
- 特に直接、西(利益)へ向かう方法があるというのに・・・
補足として、上昇トレンド中の押し目を買うことは上記内容に該当しません。明らかにトレンドが右肩下がりの銘柄を買う(保有する)ことを戒めています。
西(利益)に向かう電車に乗ったつもりでも、電車が東(損失)に向かうようであれば、早めに下車(損切り)することが大事です。
日経爆上げの今後はどうなるのか?
33年ぶりの高値となった日経ですが、今後どうなるのか。
日本株がようやく見直されて海外勢の買いが今後も継続するといわれています。それが本当なら日経は更なる上げとなります。
もっとも、日経が上がったとしても個別株の成績とはまた別問題なのですが。。。
波に乗るのか、逆張りか
こういう大きな買いがある時の各人のパターンは毎回同じです。
【各人の動き】
- 海外勢:値段を気にせず買う時は買う(⇒買い)
- 日本の機関投資家:「持たざるリスク」で出遅れ参戦(⇒買い)
- 個人投資家:上記大口に逆張りで立ち向かう(⇒売り)
大きな流れに逆らうのは得策ではないのですが、個人投資家としては「これだけ上げたのだから」という気持ちがあるのでしょう。
私も同様の気持ちはありますが、「だから売ろう」とはならないです。株価は大口が動かしています。よって、大口の動きに逆らっても勝てないというのが理由です。
なぜ逆張りするのか?
どうして個人は逆張りが好きなのか?
私が考える理由は、「目先の上げるか下げるかの当てモノ」感覚でやっているから、ということです。コインで6回連続”表”が出ているので”そろそろ裏が来るだろう”的なヤツです。(ギャンブラーの誤謬と呼ばれるもの)
「日経がこれだけ連騰しているのだから、そろそろ下げが来るだろう ⇒だから売りだ」この辺りも人間の本能に起因するものであり、本能の赴くままのトレードは負けるという事例の一つです。
株式投資にはトレンド(大きな流れ)があるので、この流れに逆らってもトータルでは負けます。
分からない未来に執着しない
一時的な調整はあるにせよ、日経平均は順調に3万円代を固めていくのではないかと予想しています。ここから下げるなら海外勢は全員丸損だし、そんな馬鹿なことはしないと思うので。
同時にアメリカの景気後退もささやかれているので、そちらの影響でここから大きく下げる可能性もある、という思いもあります。
結局、未来なんていくら調べても当てることはできませんし、当たったとしても、”たまたま”の域でしょう。そのような分からないことに無駄な労力を使うのではなく、
- 順調に上に行くならば買いでついていく
- 予想外の悪材料が出て、下に行きそうならば売って逃げる
程度の方針を立てて、後は流れに身を任せるぐらいの緩~い考えでいいのではないでしょうか。