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【株式投資の結果】-6,600円 暴落時の3つの対策 SVBの破綻による影響 2023年3月

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こんにちは、井上向介です。アラフィフ、サラリーマン。子供2人は社会人となり独立。現在、妻と二人で生活しています。

この記事では、2023年4月の株式運用結果を公開しています。

2023年3月の運用結果

2023年2月~2023年3月までの運用結果は、含み益は増えたものの、実際の売却益は発生していません。

【先月からの変化】

  • 1ヶ月で新たに7銘柄買い
  • 1銘柄を-6,600円で損切り
  • 結果、6銘柄保有株が増加

運用実績

これまでの運用結果は下表のとおりです。いまだ売却益はないため、確定ベースでの成績は-31,100円となります。

運用資金

現在の私の運用資金は200万円です。保有株の購入金額の合計は約100万円です。

今月の大きなイベント

今月は何と言っても、アメリカのシリコンバレー銀行(SVB)の破綻を発端とした金融不安が勃発し、それが欧州のクレディ・スイスにまで飛び火しました。

私は幸い銀行株は保有していなかったのですが、それでも保有株の多くは下げて含み益が減りました。

暴落はチャンスか静観か

こういった突発的ではあるが定期的に繰り返される「〇〇ショック」的な暴落時への対応は、本当に難しいです。

後から振り返れば「あの時は大きなチャンス(買い場)だった」と言うことは簡単です。しかし、その場の雰囲気で買う決断をするのはとても難しいです。

とくに自分が株式を保有している場合、含み益がすごいスピードで減っていき、さらに含み損がどんどん膨らむ状態で、新たに「買い出動」はとても勇気がいります。

例え100株といえど、買った翌日に数万の損失も普通にあり得ます。

今回の場合は、日経平均は5日で1,600円下げるし、「2008年のリーマンショック以来の・・・」という文句が恐怖心理を煽りまくりました。

仮想取引が役に立たない理由

よく株式の仮想取引(バーチャル取引・デモトレード)の練習は役に立たないといわれますが、それはこういった暴落時の心理的負荷をまったく考慮していないからでしょう。

人間はお金が絡んだとたん、心理的重圧はものすごいものになります。損したくない」というプレッシャーは想像以上で、経験した人でなければ分からないでしょう。

たとえ長期取引だから、と割り切ってもなかなか行動には移せません。こういうことは身をもって経験して、少しづつ慣れていくしかないでしょう。

暴落時の3つの選択肢

先ほども書きましたが暴落時は危険ではありますが、大きく儲けるチャンスでもあります。

暴落時の対応は3つあると考えます。

【暴落時の3つの対応】

  1. 安全重視で様子見
  2. 損失ありきで割り切った買い
  3. 長期保有目的の買い

①安全重視で様子見

落ちるナイフをつかむな」という格言もある通り。暴落時は安全第一で静観する方法です。

利益よりも損失を出さないことを重視します。明らかな反転や落ち着きを見てから場合により、買い出動します。

その場合、底値では買えないので利益は減りますが、それは安全重視なので仕方がないでしょう。

②損失ありきで割り切った買い

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の思想です。完全に「丁半博打」の世界ですが、本人がそのことを理解し納得していれば、問題ないでしょう。

例えば、上のチャートは2023年3/20時点の(9984)ソフトバンクの日足チャートです。(終値4,851円)

まだ今回の騒動が完全には沈静化しておらず、ここから大きく崩れる可能性もある時期ですが、さすがに反転するだろうとも思えます。

ここ数年の最安値は2022年3/14の4,210円です。この支持線を信じ、万一下回れば損切りと割り切れば、損失は7万円程度

リスクリワード比を考えてみる

一方ここから反転した場合、5,800円程度までの上昇は最低限見込めそうなので、利益は10万円。6,200円まで伸びれば14万円の利益となります。

リスクに対する利益の割合(リスクリワード比)は、1.4~2.0倍。これを「”賭け”としては悪くはない」と納得できるのであれば、買いとなります。

あなたならどうしますか?

実際にはこれを将来のチャートを見ずにその場で決断する必要があります。

もちろん、損切りラインを過去の安値ではなく、漠然と3万円や5万円とすることもできます。

その場合は、リスクリワード比は改善しますが、損切りラインが近くなるので勝率は下がります。(損切りとなる確率が上がる)

4万なら悪くない賭け?

節目を損切りラインにするなら「4,500円を下回れば売り」もあるでしょう。

その場合、損失は約4万、利益は10万~14万。リスクリワード比は2.5倍~3.5倍となります。

負けても4万なら、数か月の小遣いから補填できます。そう考えると、悪くない賭けです。

「怖くて買えない」が普通の人の反応だと思う

こういった賭けを嬉々としてできる人が、短期間で大きく儲けられる人なのでしょう。反面、賭けに負けて脱落する人も多くなりますが。

しかし、普通の感性の持ち主ではなかなか全面安の暴落時には買えません。ただ、思い切ってやってみると、意外と安全率は高くリターンも大きいかもしれません。

私自身、次の暴落時は少しだけ冒険してみようと思います。

③長期保有が目的の買い

ソフトバンクを10年、20年先までの「長期保有」が目的の人からすれば、迷わず拾う位置(買い)ではないでしょうか。

ソフトバンクのその後

勇気を出して買っていれば、賭けには勝てたようです。

もっとも、この後暴落する可能性もありますが、最悪でも買値撤退とすれば負けはなくなります。