お金の話

【投資の基本】株・投資の資産運用は余裕資金で行うべき3つの理由

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こんにちは、井上向介です。アラフィフ、サラリーマン。子供2人は社会人となり独立。現在、夫婦二人で生活しています。

この記事は、「教育費や老後資金で資産運用を考えている人」に向けて書いた記事です。

【こんな悩みありませんか?】

  • 大学の学費としての貯金が300万円ある。しかし、あと100万円学費が足りない。この300万円を運用して少しでも学費の足しにしたい。
  • 退職金が1000万円だった。手持ちの貯金は500万円ある。この1500万円を元手に株式運用で老後2000万問題をクリアしたい。

結論、お勧めしません。株式投資は余裕資金で行いましょう。

「教育費や老後資金を株式投資で年〇%回せば・・・」と考えている人は、一度この記事を読んでください。考え方が変わるかもしれません。

【この記事でわかること】
  • 教育費、老後資金を株式投資に使うのは「あり」なのか?
  • 資産運用に使うのをやめた方がいい3つの理由
  • 「-300万円」初心者が株で失敗した体験談

教育費・老後資金での株式投資を勧めない3つの理由

貯蓄から投資へ」と国を挙げての投資推奨です。周りを見ればNISAやiDeCoなど資産運用の話題がつきません。

資産運用自体は悪いことではありません。問題は運用資金の「原資」です。

それが教育費や老後資金に向けて貯めたお金であれば、そのお金を資産運用の原資にすることには反対です。

私が教育費・老後資金での株式投資を勧めない理由は、次の3つです。

【株式投資を進めない3つの理由】

  1. 投資の資金が余裕資金ではないから
  2. 株式投資に慣れていないから
  3. 日経平均が高値圏だから

①投資の資金が余裕資金ではないから

「株式投資の始め方」の本やサイトには「株式投資は余裕資金の範囲で行いましょう。」というフレーズが書かれています。

これは”正しい”です。

そしてみなさんが株式投資に運用しようとしている「教育費や老後資金」は、余裕資金ではありません。

余裕資金とは「最悪なくなってもいいお金」

余裕資金とは、当面使う予定もなく当面はなくても困らないお金です。もっと突っ込むと「最悪なくなっても問題ないお金」です。

教育費や老後資金は、減ると困るお金なので「余裕資金」ではありません。

例えば、独身時代の貯金などは余裕資金となります。

その他、毎月1万円や2万円など投資にまわすと決めたお金です。

株式投資が余裕資金でないとダメな理由

精神的に耐えられないからです。

子供のためにコツコツ貯めた300万円がものの1か月で280万円に減ってしまったとしたら、あなたは耐えられますか?

そして、20万円の損失を確定(損切り)できますか?

おそらく多くの人が、「神様二度と株式投資には手を出しません。ですから、どうか元の値段にせめて10万円以内の損失に戻してください。」

と心の中で祈っていると思います。そして切れずに損失はどんどん膨らんでいきます。

絶対に負けられない勝負」という気持ちがあるので、ズルズルと損切りが遅れます。その結果、傷口を広げることになります。

【禁じ手すら使えない】

教育資金や老後資金は、必要となる時期が決まっているので先送りできません。

そのため、(本当はやってはいけないのですが)損失の“塩漬け”という最終手段も使えません。

②株式投資に慣れていないから

日本では学校で株式投資に関する教育が行われず、いわゆる「金融リテラシーが低い」といわれています。

そのため、自主的に株式投資を行う人は少なく株式投資をする気はなかったが、「必要に迫られて」株式投資を始める人初心者が大半だと思います。

【一度考えてみる】

初心者でも簡単かつ安全に稼げるのなら「みんな仕事を辞めて株をやっています」

少し冷静に考えれば分かることなのですが、株式投資を始めるときは証券会社選びや銘柄選定、運用利回りなどのリターンにばかり気持ちが集中して、リスクに気づかないことが多いです。

-300万円の実体験

「やる前からどうして失敗すると分かんだ」と思われる人もいるでしょう。それは私自身がすでに「失敗した経験」があるからです。

下記の記事で、私が損切りできなかった経験を書いています。

是非とも読んでいただき、反面教師としてください

【実録】損失-300万円の世界とは

これから「いっちょ株で稼いでやろうか」というみなさんのために、私が「初心者が投資に大金を“ブっこむ”とどうなるか」を身をもって体験しておきました。

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③現在(2021年12月)は日経平均が高値圏だから

最後の理由は外的要因です。この記事を書いた2021年8月現在の日経平均は3万円高値圏にあります。

「日経 バブル後高値」で検索してもらえれば分かりますが、2021年2月に日経平均は「30年ぶり」に高値更新をしました。

言い換えれば、過去30年間でもっとも高値の位置にあるということです。2021年9月には年初来高値を更新しています。

【追記】

約1年が経過した2022年7月下旬の日経平均は2万7千円です。伸び悩んでいます。

ここから日経がさらに伸びるのか、下げ相場に入るのかは誰にもわかりません。株式相場は上げるときはゆっくり、下げるときは急激にという法則があります。

このため、損切りできない初心者は、下げ相場で予想以上に大きなダメージを受けます。

上げはゆっくり、下りはジェットコースター

直近8年は“上げ相場”だった

2012年末にアベノミクス相場が始まって以来、2021年現在まで相場は8年間、上げ続けています。

日経平均は9,000円から30,000円まで上げました。そのため、この8年間の上げ相場で運用した人は「株式投資をやらないなんて、もったいない」というでしょう。

この意見は”過去8年に対する評価”としては正しいですが、将来を保証するものではありません。

あなたが「他人が株式投資はイイというから、なんとなく」というのを、投資を始める根拠にしているのなら、この点を考えてみましょう。

株式投資以外に、なにか他に方法がないか考えてみましょう

株式投資自体は必要

「給料は上がらない、年金には期待できない。」と、将来のお金に関する不安はつきません。

そのため余裕資金での株式投資は有効な手段だと考えます。

まずは、株式投資に参加するための余裕資金を貯めるところから始めましょう。

「株式投資に必要なお金」については、こちらの記事で詳しく書いています↓

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