お金の話

【上手な貯金のコツ】着実に貯める2つの方法 先取貯金と先取予算

こんにちは、井上向介です。アラフィフ、サラリーマン、4人家族。教育費・住宅費は終了。現在、老後資金を貯めています。

この記事は、「お金の管理が苦手で貯金ができない」ことに悩んでいる人に向けた記事です。

【こんな悩みありませんか?】

  • お金の管理が下手で貯金ができない
  • 家計簿をつけるのが苦手、どんぶり勘定になってしまう

結論、先取貯金と先取予算を使い分けて着実にお金を残していきましょう。

【この記事で分かること】
  • 上手な貯金方法「先取貯金、先取予算」とは
  • どういう人にオススメの貯金方法なのか
  • 先取貯金、先取予算の具体的なやり方

きっかけは長女の独立

貯金は資産形成の基本です。

人生の三大支出(教育費・住宅費・老後資金)に備えるための「必修科目」である貯金をより上手に行う方法をマスターしましょう。将来、「思ったより貯まっていない、、、」と焦らないためにも先取予算は必要です。

老後の生活に備える

長女が独立すると24年間におよんだ子育ても終わり、夫婦2人の生活が始まります。そこで、「年金生活に備えるため」にまずは、月々の生活費の把握と毎月いくら貯金できるのかを知る必要がありました。

老後に備え生活費を見直すことにしました。

毎月の貯蓄額を見直す

現状、我が家の毎月の手取り収入は46万円です。(私の給与39万円、妻のパート代7万円)「【不足する年金額はいくら?】年金2000万円問題、対策と将来のリスク」の記事でも書きましたが、将来の年金支給額を考慮すると我が家は老後、毎月18~20万円ほどで生活していく必要があります。

私としては長女の独立後は「毎月の生活費を24万円」として月々22万円は貯蓄に回したい計算でした。しかし、妻から返ってきた答えは「生活費は24万円でいけるが、貯蓄額は19万円。」というものでした。

【我が家の収入と貯蓄額】

  • 収入46万円
  • 生活費24万円
  • 貯蓄22万円(予定) ⇒19万円(妻の意見)

先取貯金、先取予算、本当の貯蓄額とは

私の予定している貯蓄額22万円に対して妻の答えは19万円。この3万円の差額は何なのか?妻曰く「先取予算として毎月3万円を計上しているので、実質貯金できるのは19万円」とのことです。

ここでは、以下の3点について説明します。

【次の3つについて解説します】

  1. 先取貯金とは
  2. 先取予算とは
  3. 本当の貯蓄額とは

①先取貯金とは

「先取貯金」という言葉は一般的に広く使われています。給料が入れば毎月の貯蓄額を先に確保する方法です。先に貯金額を確保(天引き)することで、毎月確実にお金を貯められるという考え方です。

「いつの間にかお金が無くなってしまう」という人には有効な貯蓄方法です。

【先取貯金とは】

給料が入れば、あらかじめ毎月の貯蓄額を先に確保する方法。例えば、

  • 毎月の手取りが28万円
  • 先取貯金として4万円を確保
  • 残りの24万円で1ヶ月をやりくりする

②先取予算とは

先取予算とは「近い将来、確実に使うであろう出費に対しての毎月の積立のことです」名前は私が勝手に命名しました。

我が家の場合、具体的にいうと家電代、コンタクト代、スーツ・靴代、美容院代、健康診断の費用などがあげられます。これらにかかる費用を、我が家では昔から月割りで先に確保する習慣がありました。

妻がいっているのは、この先取の予算枠が毎月3万円あるということです。

【先取予算とは】

近い将来、確実に使うと分かっている出費にそなえた予算取りのこと。具体的には、

  • 家電代
  • コンタクト代
  • スーツ、靴代
  • 美容院の費用
  • その他(車検代や車の購入費など)

我が家では、車関連を除いた上記費用にあてるためのお金を、毎月3万円収入から先に差し引いています

③本当の貯蓄額とは

本当の貯蓄額とは実際に将来まで手元に残る貯金額のことを指します。貯金には①最後まで(老後まで)残るお金と、②いつかは使うお金に分けられます。②として学費や車両費などがあります。

10年単位で貯蓄の残高を予想する場合は、途中で使うお金をあらかじめ差し引くことを考慮しなければなりません。そのためにも、近々に使うお金を別途計上し貯蓄残高に含めないことが、本当の貯金額を知ることに役立ちます。

【本当の貯蓄額とは】

老後まで残るお金のこと。

  • 現在の貯蓄額が900万円ある。
  • このうち、子供の教育費に400万円、5年後の車の買い替えで200万円ひつようとなる。
  • 本当の貯蓄額は300万円(老後まで残る予定の貯蓄額)

先取貯金のメリット・デメリット、やり方

ここから、先取貯金のメリット・デメリットと具体的なやり方について説明します。

先取貯金のメリット

先取貯金のメリットは毎月確実に貯金額を確保できることです。

給与が振り込まれた時点で先に貯蓄額を天引きするので、月末に余ったお金を貯蓄する方法に比べ毎月の貯蓄額にブレがありません。

【先取貯金のメリット】

  • 毎月確実に貯金することができる
  • 将来の貯蓄額が予測しやすい

先取貯金のデメリット

先取貯金のデメリットは精神的な圧迫感(義務感)があることです。毎月の貯蓄額を天引きした後の残高で生活することになるので、閉塞感が大きいです。

“将来のため”は分かるのですが、無理のある貯蓄額を設定すると毎月の生活に潤いがなくなり、生きる意欲が失われます。「心の余裕」は大事です。精神的に無理のない貯蓄額を設定しましょう。

【先取貯金のデメリット】

  • 精神的な圧迫感(義務感)がある
  • 無理な貯蓄額を設定すると生活に潤いがなくなる

「娯楽費」などの生活の潤滑油へのお金は必要です。

先取貯金のやり方

先取貯金の具体的なやり方は簡単です。毎月の貯蓄額を決めて、給与が振り込まれたらその額を他へよけるだけです。

理想としては「貯蓄専用の口座」を作り、そこに毎月一定額を振り込んでいくという方法です。

【先取貯金のやり方】

  1. 毎月の給料が振り込まれる
  2. 決められた貯蓄額を他の場所(貯蓄口座など)へ移す
  3. 残りのお金で生活する

先取予算のメリット・デメリット、やり方

ここから、先取予算のメリット・デメリットと具体的なやり方について説明します。

先取予算のメリット

先取予算のメリットは、次の2つです。

【先取予算のメリット】

  1. 将来の本当の貯蓄額が分かる
  2. 計画的にお金を使う習慣がつく

①将来の本当の貯蓄額が分かる(予定金額とのブレが少ない)

例えば、月5万円の貯金を前提に「人生設計」を行ったとします。

しかし毎年、家電の買い替え、車検代などで、10万円の出費があった場合、本当に貯金として残るのは50万円です。

これが積み重なって、5年後の誤差は50万円、10年後の誤差は100万円になります。

【先取予算を考慮しないと、ブレが生じる】

  1. 毎月5万円貯金する。年間の貯蓄額は60万円を目標。
  2. 実は毎年の家電費用や車検代が10万円かかっていた。
  3. 実際に貯蓄できているのは50万円。
  4. 5年後、300万円だと思っていた貯蓄額が250万円だった。

このようなブレ(誤差)をなくすためにも、先取予算を設定し貯蓄にはカウントしないようにしましょう。

②計画的にお金を扱う習慣がつく

先取予算を設定するためには将来の出費を考え、それを「月割りでいくら」予算取りしておけばいいのかを考える必要があります。

その結果、計画的にお金を振り分ける習慣が身に付きます。

また、お金(予算)が貯まってから使うことになるので、衝動的な出費を避けることができます。

【計画的なお金の使い方ができる】

  • この先、何に、どれぐらいの出費が予想されるか把握できる
  • お金(予算)が貯まってから使う習慣ができる ⇒衝動買いがなくなる

先取予算のデメリット

あまりに多く、あれもこれもと先取予算を設定すると毎月の貯蓄額が減ってきます。

貯蓄額少ないと、不安にもなり生活のモチベーションも下がってきます。

実際は使わなかった先取予算は貯蓄に回るので損をしているわけではないのですが、憂鬱な気持ちで過ごすのもよくありません。

【先取予算のデメリット】

  • あまりにも多くの予算を設定すると、貯蓄に回すお金がなくなる
  • 各予算の管理が大変

分散した各予算を把握、管理する手間が発生します

先取予算のやり方

先取予算の具体的なやり方は、次の3ステップです。

【先取予算のやり方】

  1. 先取予算の項目を設定する
  2. 必要サイクルから月額を割り出す
  3. 満額貯まって使わなければ、それ以上の予算は回さない

①先取予算の項目を設定する

近い将来使うことが確実な項目をピックアップします。この内容は各家庭によって自由に設定して下さい。

また、子供の年齢等によっても変わってきます。参考までに我が家で設定していた項目を紹介します。

【我が家で設定していた先取予算】

家電代金(冷蔵庫、洗濯機、エアコン)、コンタクトレンズ代、スーツ+靴代、美容院代(妻・長女)、健康診断費用、子供の制服・修学旅行費用、成人式の費用など

その他、家庭によっては車検代、車両費なども対象となるでしょう。目安としては2万円以上の出費を対象とします。

学費は別扱いで貯金していました。

②必要サイクルから月額を割り出す

対象項目によって出費のサイクル(年月)は異なります。

家電であればおおよそ10年サイクル、コンタクトなら1年サイクル、子供関連であれば年齢との差額から出費までの年月が分かります。

例えば、家電(冷蔵庫、洗濯機、エアコン)で30万円を10年間で貯めるのなら、月々の先取予算は2,500円といった具合です。

これらを各項目で実施し総額で毎月いくらの先取予算が必要かを把握します。

【家電の場合】

  • 家電代(冷蔵庫・洗濯機・エアコン)を30万円計上
  • 買い替えサイクルを10年とする
  • 毎月計上する先取予算は2,500円

その他、

  • コンタクト代が毎年3万円なら、月額2,500円
  • 車検代(2年で10万円)なら、月額4,200円

このように各項目の月額を合計すれば、毎月いくらの先取予算が必要か分かります。

お金の保管方法

小分けにした各項目のお金の混同を防ぐために項目ごとに封筒に分けてお金を保管しています。

ただし、現金を家に置くことになるので防犯上の問題はあります。

気になる方は、エクセルで項目を把握し銀行口座にまとめて保管しましょう。

③満額貯まって使わなければ、それ以上予算は回さない

先取予算が予定していた金額に達した場合は、翌月からはそれ以上の予算取りはしません。

例えば、スーツ代として3万円貯まったけど、今のスーツがまだ着られるので買い替えないのであれば、3万円のまま置いておくということです。

逆に予算が満額貯まったからといって、無理にお金をつかう必要はありません。

 ⇒【ぜひ、試して欲しい!】衝動買いをやめる方法 「2週間ルール」貯金・お金の節約