ブログの下書きを見ていたら下記のような記事が出てきた。保存日時を確認すると2024年6月4日となっている。まだ、2024年8月の暴落もトランプ大統領も存在しない頃である。1年前に感じていることが面白いのでUPしてみる。
2024年6月の私の感覚
新NISAでS&P500やオルカンが大人気となっている。もはや「S&P500やオルカンでなければ投資にあらず」の様相だ。私も昨年(2023年)はこれらの購入を考えたが、現在は思いとどまっている。その理由が「大衆は常に間違える」という考えが心に引っ掛かっているからだ。
この言葉が「万能」でないことは理解しているが、多くの人が殺到している所へ追随するのは抵抗がある。確かにアメリカは安定して右肩上がりの成長を続けてきた。敗者のゲームなどで、インデックスが最適解という統計的裏付けも見ている。しかし、なぜか一抹の不安を感じている自分がいる。世の中に完全なものなどない。
「では、何が正解なのか?」と問われても、特に答えを持っているわけでもない。アメリカがダメになるくらいなら日本などもっとガタガタだろうと言われても、そうかもしれないと思う。ただ、この2つはやめておこうと本能的に思う自分がいるだけである。もちろん、それが間違いの可能性も高い。
1年後の答え合わせ
グダグダと優柔不断な気持ちを書いているが、内容としては根拠のない感覚論で購入を思いとどまっている自分がいる。結果としては、この2か月後に暴落が来て安く買えるチャンスが到来するので6月時点での購入見送りは、正解であった。
この記事から約1年後の2025年5月現在はどうなっているのか。私は2024年に1回、2025年に2回、S&P500を購入している。時期は2024年の8月暴落時と2024年の3月と4月暴落時である。タイミングとしては間違っていなかったと思っている。
やはり、「何を買うか」よりも「いつ買うか」の方が非常に重要ということだ。ただ、これをどれぐらい保有するべきなのかはわからない。凄いアメリカフィーバーが来たら売ってしまうかもしれない。もっとも、またダメになる可能性もある。未来など分からない。
2大巨頭の人気はどうなった?
S&P500やオルカンの「我が世の春」はどうなったのだろうか?昨年と今年の暴落で、一定数の人がこれらインデックスファンドを損切りしたというネット記事も見かけた。そういったことからも投資に懐疑的になっている人も多いのではないかと思う。ほったらかしの老後資産形成はどこへ向かうのか。