くらしの話

子供が独立して一人暮らしを始めるのに必要なお金はいくらか?

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こんにちは、井上向介です。アラフィフ、サラリーマン、4人家族。子供2人は社会人となり独立。現在、妻と二人で生活しています。

この記事は、「子供が独立して一人暮らしを始めるのに、いくらお金がかかるのか」について、解説した記事です。

【こんな悩みありませんか?】

  • これから一人暮らしを始めるが、初期費用はいくら必要なのか?
  • 引っ越しや家電購入の準備は、具体的にどのようにすればいいのか?

我が家も2022年の3月に長女が就職のために一人暮らしを始めました。この時にかかった初期費用の合計は約45万円でした。

この時の経験を踏まえ、効率的な一人暮らしの準備方法をご紹介します。

【この記事で分かること】
  • 一人暮らしの準備にかかった費用を公開
  • 家電購入で4.5万円「割引く方法」をご紹介
  • 引っ越しの段取りや、防犯面でのアドバイス

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一人暮らしの準備はお金も時間もかかる

子供が一人暮らしを始めるきっかけは大学進学か就職です。

実際に一人暮らしを始めるとなると、いくらぐらいの費用がかかるのか? 借りる部屋はどうやって決めるのか?不安はつきません。

ドタバタの1ヶ月

配属先が発表されたのが2月20日頃、そこから3月25日の出発まで約1ヶ月、常にバタバタしている感じでした

とにかく3月は気の休まる暇もなく忙しかったです。

【入社式までにやるべきこと】

  • 新居を決める(現地内覧、契約まで)
  • 家具・家財の購入
  • 引越しの準備
  • 電気、水道、ガス、ネットなどのインフラの準備
  • 住民票を移す手続き

一人暮らしの準備費用は45万円

結論から書くと、今回長女の一人暮らしの準備にかかった費用は45万円です。出費の大部分を占めるのは次の3項目です。

次章からはこれらの支出について詳しく解説します。

【一人暮らしの3大出費要素】

  1. 部屋の契約費用
  2. 家電代金
  3. 引っ越し代金

部屋を借りる費用20.6万円

部屋を借りるために使ったお金は20.6万円でした。内訳は以下のとおりです。

【部屋を借りるための費用】

  1. 現地までの旅費:66,000円
  2. 不動産仲介手数料:70,000円
  3. 礼金:70,000円

合計:206,000円

①現地までの旅費

長女は就職で関西から東京へ引っ越すことになりました。まずは物件探しのために東京へ下見に行く必要があります。

さすがに遠方すぎて1人で行かすと精神的にも消耗が激しいので、妻が同行することになりました。行程は1泊2日です。

この旅費(新幹線代+宿代)で、66,000円かかりました。

東京住みで、神奈川に一人暮らしするのと、北海道に一人暮らしするのとでは物件探しの経費がまったく変わってきます

②不動産の仲介手数料

家賃1ヶ月分が仲介手数料となり70,000円の出費です。この部分は不動産会社によって変動がある部分です。

手数料0.5ヶ月分という業者もあるので工夫次第では節約できる部分です。

③礼金

家賃1ヶ月分です。この部分も仲介手数料同様、地域性や家主により相場に変動が生じます。

多くの物件を探しす時間的余裕があればお金を節約できる部分です。

遠方の物件探しは強行軍

遠方での物件探しは本当に大変です。長女の場合、2物件の下見で決めました。

3月という、もっとも人の移動が激しい時期での物件探しとなります。

仲介業者も予定が詰まっているし、探している間にも物件はどんどん成約していきます。

土地勘のないなか、新幹線を降りてから在来線への乗り継ぎ1つ考えても大変です

まとめ

部屋を借りる費用は、①場所が遠方かどうか②不動産業者や家主の対応、で費用が大きく変動する要素があります。

時間をかけて部屋を吟味できるのであれば費用を安く抑えることができるでしょう。

家電を準備する費用20万円

家電を揃えるのに使ったお金は20万円でした。家電の購入方法は①Amazon等のネット通販か②家電量販店のいずれかとなるでしょう。

私はポイント還元率の高さから家電量販店(ヨドバシカメラ)を選択しました。テーブルなど一部はAmazonで購入しています。

内訳は以下のとおりです。

店員に質問出来るのも実店舗のメリットです

【家電の費用】

  • 冷蔵庫・洗濯機セット:80,000円
  • 電子レンジ:16,000円
  • 炊飯器:9,000円
  • 電気ケトル:13,000円
  • アイロン:6,000円
  • アイロン台:4,000円
  • ドライヤー:4,000円
  • 掃除機:20,000円
  • テレビ:33,000円(32型)
  • テレビ台:9,000円
  • ローテーブル:6,000円
  • 天井照明:0円(部屋に備付)

合計:200,000円

メーカーにこだわるかどうか

家電で価格を安く抑える方法はメーカーにこだわらないことです。長女は国産メーカーで冷蔵庫と洗濯機のセットを8万円で購入しました。

しかし、その横には「謎のメーカー」(私が知らないだけかも)で半額の4万円でセットが売られていました。

さすがに半額は「安物買いの銭失い」となりそうなのでやめました

生活雑貨は別途

ここには生活雑貨の費用は含まれておりません。それらは引っ越し後に現地でそろえる予定となっております。

カーテンのみ引っ越し当日に必要となるので先に買いました。(9,000円)

タオル類やティッシュ類などは家から持参していますが、食器、洗剤、収納、ベッドなどは改めて購入する必要があります。

これら細々した費用もバカにはならず、数万円単位にはなるでしょう

まとめ

家電はどこまでを買いそろえるかで費用も変わってきます。電気ケトルは鍋とコンロがあれば代用できます。

掃除も部屋が狭いのでクイックルワイパーなどで拭き掃除をするというのであれば、掃除機も必要ありません。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジと最低限必要なものだけ購入して、後は住んでから買い足していく方法が効率的かもしれません。

引っ越し費用3.5万円

引っ越しにかかった費用は3.5万円でした。内訳は以下の通りです。他の2つの準備費用に比べて大幅に安くなっています。

【引っ越し費用】

  • 荷物の輸送費:20,000円 実質の引っ越し費用
  • 東京への移動費:15,000円

合計:35,000円

はじめての一人暮らしなら宅急便でOK

引っ越し代金が他の準備費用に比べて格段に安い理由は、家電などを購入店から直接新居に配送してもらったからです。

実際に引っ越しで送った荷物は「ダンボール箱10箱と布団2口」です。引っ越しパックなどは利用せず通常の宅急便で送りました。

引っ越し費用を安くする「お得」なコツ

引っ越し業者に依頼して引っ越しをする場合に「引っ越し費用を安くするためのお得なコツ」があります。それは次の3つです。

【引っ越し費用を安くするコツ】

  • 繁忙期(2月~3月)を避ける
  • 月末を避ける
  • 本命の業者とは最後に交渉する

「引越し見積りサイトを上手に利用する方法」は、こちらの記事で詳しく解説しています↓

https://uemukiblog.com/moving2/

家電代を合計45,000円割り引く方法

家電にかかった費用は合計20万円でしたが、実際にはここから45,000円の割引を適用させることが出来ました。

割引の内訳は以下のとおりです。パーセンテージに直すと22%OFFです。

【45,000円割引の内訳】22%OFF

  • 光回線の新規契約割引:33,000円
  • ヨドバシポイント還元:12,000円

これはヨドバシカメラ独自のシステムの可能性もあるので、すべての人が利用できる方法ではありません。

①光回線の新規契約割引3.3万円

ヨドバシカメラでインターネットの光回線を新たに契約すると「コンセントのついた製品」を3.3万円分無料で購入できる特典がありました。

光回線をネットでお手軽に申し込む人も多いでしょう。しかし、近くに家電量販店があれば店頭で申し込む方がお得かもしれません。

②ヨドバシポイントで1.2万円

一部の家電はAmazonで購入したのですが、やはりポイントの還元率がいまいちです。

その点、ヨドバシカメラは10%のポイント還元なので今回の様に大量に購入する場合は、還元率の大きさが効いてきます。

冷蔵庫やテレビなどの大物を一括購入して、そのポイントで炊飯器などの小物をそろえました。

就職なので30万円が会社負担

就職による一人暮らしであれば、会社都合での引っ越しとなり費用の大部分を会社が負担してくれます。

長女の場合、45万円のち約31万円が会社負担となりました。これにより、最終的な自己負担額は約10万円となります。

会社負担が約31万円

どこまでの項目を負担するかは会社によりバラつきはありますが、参考までに今回会社負担となった部分をピックアップしてみます。

【会社負担となった出費項目】

  • 家電代:10万円分(10万円まで会社負担)
  • 引越代:2万円(5万円まで会社負担)
  • 仲介手数料:7万円
  • 礼金:7万円
  • 物件下見の旅費:3.3万円(本人分のみ)
  • 引越し時の移動旅費:1.5万円

合計:30.8万円

準備における8つのお役立ちアドバイス

今回、長女の一人暮らしの準備を通じて感じたこと、ここを段取り良く進めればよかった点などをアドバイスとしてまとめました。

【一人暮らしのお役立ちアドバイス】

  1. 部屋の下見時にやっておくこと
  2. 家電の設置とダンボール回収サービスはオススメ
  3. 新居の確定はお早めに
  4. インターネット光回線の新規契約は量販店を優先
  5. インターネット光回線は必要か
  6. 転出届は14日前から
  7. 水道・電気・ガスの申し込み手続き
  8. 引越したらすぐに行う防犯対策2つ

①部屋の下見時にやっておくこと

新居をいくつか下見して、ここに住むと決めた部屋では次の4つのことをやっておきましょう。

【新居でやっておくこと4つ】

  • 洗濯パンの大きさを測っておく(縦×横のサイズ)
  • 冷蔵庫のスペースを測っておく(縦×横×高さ)
  • テレビ線の位置
  • ベランダの物干し竿の本数と長さ

これらの情報がわからないと引っ越し前に物品を購入するのが困難になります。(冷蔵庫・洗濯機・テレビ線・物干し竿)

とくに冷蔵庫と洗濯機を入居後に買うのは厳しいので、必ず計測しておきましょう。

部屋の間取りや日当たり等に気をとられて、こられをチェックするのを忘れがちです

②家電の設置とダンボール回収サービスはオススメ

大型家電の設置や機器の設定、ダンボール回収は一部有料サービスとなりますが非常に便利です。

とくに女性の場合、テレビの配線やチャンネル設定は苦手な人が多いでしょう。

今回お願いした家電設置とダンボール回収の料金は以下の通りです。(ヨドバシ価格)

【家電設置、ダンボール回収サービス価格】

  • 冷蔵庫設置:無料
  • 洗濯機設置:無料(ホースの接続、アース設置含む)
  • テレビ設置:1,100円(チャンネル設定含む)
  • 電子レンジ:500円

電子レンジは冷蔵庫の上に置く予定だったので、長女が電子レンジを持ち上げることは困難なので500円でお願いしました。

また、テレビのチャンネル設定時にテレビ線が必要になります。

今のテレビにはテレビ線は同梱されていないので、先に別途購入しておく必要があります。

Amazonでも設置サービスがありますが、一律1,780円と割高です

③新居の確定はお早めに

長女の引っ越しで一番気をもんだのが「新住所の確定です」これが決まらないと、次の行動が何もできません。(家電の買い出しやネットの申し込み)

仲介業者をせかしてでも住所は早めに確定させましょう。

④インターネット光回線の新規契約は量販店を優先

先ほども書きましたが、光インターネットサービスの新規加入をすれば、家電量販店で「高額の割引特典」が受けられる可能性が高いです。

近くに家電量販店がある場合は、ネットで申し込む前にお店に確認に行きましょう。万単位でお得です。

⑤インターネット光回線は必要か

スマホでネット関係をすべて処理するのであれば必要ないでしょう。

しかし、スマホが壊れた時のバックアップや、パソコンでの作業、テレビで動画を見る場合はインターネット環境は必要となってきます。

テレワークを行うにもインターネット回線は必要となってきます

⑥転出届は14日前から

別の市町村へ引っ越す場合は、転出届の手続きが必要となります。引っ越しの14日前から手続きできるので忘れずに行いましょう。

手続きは市役所、区役所、役場で行えます。この時にもらえる「転出証明書」は引っ越し先の役所で転入届を行う際に必要となります。

【転出届の手続き】

  • 引っ越し前の役所で行う
  • 手続きを行う場所:市役所、区役所、各役場
  • 手続き期間:引っ越しの14日前~引っ越し当日
  • 手続きに必要なもの:本人確認証(マイナンバーカード、保険証、運転免許証など)
  • その他:他人に手続きをお願いする場合は委任状が必要

手続きが完了すれば「転出証明書」がもらえる。のちに必要となる。

【転入届の手続き】

  • 引っ越し後の役所で行う
  • 手続きを行う場所:市役所、区役所、各役場
  • 手続き期間:引っ越してきてから14日以内
  • 手続きに必要なもの:本人確認証(マイナンバーカード、保険証、運転免許証など)、転出証明書
  • その他:他人に手続きをお願いする場合は委任状が必要

⑦水道・電気・ガスの申し込み手続き

忘れがちなのが、水道・電気・ガスのインフラ関係の手続きです。

これらは入居当日から必要となりますので、事前に手続きを済ませておく必要があります。

とくにガスは開栓の立ち合いが必要となるので、引っ越し当日か遅くとも翌日には立ち合いを設定しましょう。

【インフラ関係の申し込み方法】

  • 水道:役所の水道局に申し込み(マンションの場合は一括管理の可能性もあるので、仲介業者に確認する、立ち合い不要)
  • 電気:ネットか電話で申し込むだけ(立ち合い不要)
  • ガス:ネットか電話で申し込み(開栓の立ち合いが必要)
  • インターネット:ルーター工事が必要な場合あり
  • ガスが使えないとお湯も出ないしお風呂も入れません
  • インターネットは最近はコンセントにさすだけでWi-Fiが使えるサービスもあります。こちらであれば工事は不要です

⑧引越したらすぐに行う防犯対策2つ

引っ越しが終われば、すぐに次の2つの防犯対策を実施しましょう。(とくに女性の方

【すぐに行う防犯対策】

  • ドアスコープに目隠しをする
  • 玄関の郵便受けの室内側の穴をふさぐ

これらは外部からの「のぞき防止」のために必要です。

ドアスコープはマグネット式のフックを購入して平らなキーホルダーなどをぶら下げて目隠しがお手軽です。

玄関の郵便受けには通気のスリットがあるので内側に画用紙や段ボールを張り付ければOKです。いずれも100均で材料を揃えられます。

【SUUMO引越し見積り】

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