お金の話

【個別株】なぜ人は個別株に挑戦するのか、その心理とは

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2024年7月現在、投資の選択先としてはインデックス投信が「我が世の春」を謳歌している。そのような状況で個別株に投資する人も当然いる。私もその一人である。そこで、なぜ個別株に投資するのかを考えてみた。

個別株の最大の魅力は、一発当たればリターンが投信よりも遥かに大きいことだ。アメリカのNVIDIA株などがその典型例である。そして、その株を選択した自分の実力(客観的に見れば運の範疇だとしても)を実感でき陶酔感に浸れる。SNSで「俺スゲ―だろ」とドヤることができる。こういうことが人を個別株に惹きつける理由だと思う。

投資信託ではこういった高揚感を感じることはできない。運用は他人が行っており儲かったとしても本人の実力ではないからだ。

だが、個別株には手段と目的をはき違える危険が伴う。投資の“目的”は利益を得ることだ。個別株の陶酔感は銘柄選択という“手段”の付属物に過ぎないのだが、それを目的としてしまう危険性がある。