寄付を行った場合の確定申告
私は2023年の秋ごろから寄付を行っている。2023年は数か月だったのでスルーしたが、2024年は1年を通して寄付を行ったので、確定申告をやってみた。このページでは私自身の来年のためにも、WEB申告において苦労した点を記載しておく。
還付金額(寄付総額の2割)
結論を書くと、年間24万円の寄付で約4.8万円(2割)の還付金となった。よくNPO法人のHPに寄付金の「最大」5割が戻って来ます、と書かれているがあまり期待しない方がイイ。もっとも、還付金狙いで寄付をしている訳ではないので2割でもいいのだが、5割戻ると逆算して寄付しているなら、計算がおかしくなるのでやめた方がいいと思う。
どういうことかというと、自分が年間20万(自己負担で)寄付してもイイと思っている。5割戻ってくると考えて先に40万寄付しても、結局2割の8万しか戻って来ない可能性がある、ということだ。この場合、32万の自己負担になる。
寄付金控除と税額控除どちらがお得か?
認定NPO法人への寄付は、所得税(場合により住民税も)の控除対象となる。詳細を調べると、「特定寄付金」という扱いになる。この時、①所得税控除の代わりに、②税額控除も選択できるとあるが、ネットで調べると、3000万以上の所得があるなら①の方がお得ということだが、一般庶民は、②の方が有利ということになる。もっとも、申告手続きの途中でいずれかを選ぶ場面はなかった。自動でお得な方を選んでくれているのだろうか?
⇒国税庁HP No.1263 認定NPO法人に寄附をしたとき
WEB申告の手順
ここからは、実際にWEBで確定申告(e-Tax)を行った手順を書いてみる。それほど難しくはなかったので、私がつまづいた点を書いてみる。個人事業主には、確定申告など当たり前のことかもしれないが、源泉徴収が当たり前のサラリーマンにはすべてが新鮮であった。
WEB申告に必要なモノ
WEBでの確定申告に必要なものとして、次の6つがある。
①マイナンバーカード
②マイナンバー利用者パスワード(4桁)
③マイナンバー署名パスワード(6桁以上英数字)
④源泉徴収票
⑤寄付先から送られてくる領収証
⑥マイナンバーカードリーダー(読取対応のスマホか、PC用カードリーダー)
基本的に用意できるものばかりだが、最大の難関は③だと思う。マイナンバーカードを作った時に役所で細長い紙にメモらされた記憶があるが、私は「どうせ一生使うことないだろう」と思って紛失してしまった。そして、今猛烈に後悔することになる・・・
申告の流れ
申告自体は、かなり分かりやすく表示され特に問題ないと思う。「源泉徴収票のこの部分の金額を記載してください」なども、図入りで分かりやすく説明されている。マイナンバーカードを何度か読み取るよう指示されるが、それも機器が揃っていれば問題ないだろう。
寄付の内容は1件毎に入力する必要がある。私の場合は、2ヶ所に毎月寄付していたので、合計24回の入力が必要でった。しかし、同一団体への寄付は連続して行えるようになっているので、イラつきはない。役所特有のクソ仕様で、1回ごとに初めから入力とか普通にありそうだが、そういうのは無かった。
順調に進めば、源泉徴収票の入力、寄付額の入力が終われば、還付金の額を知ることができる。その後は、電子申請の送信となるのだがここで「マイナンバーカードの署名用パスワードを入力してください」の文字が出た。もう後は送信⇒完了というところで、これが要求される。私はここで詰まった。署名パスワードがわからなかった。署名パスワードを失念した人の対応は後で書くとして、分かる人はここで署名用パスワードを入力すればWEB申告は完了する。
領収書の送付は不要
私としては、各NPO法人から送られてくる領収書を別途郵送する必要があるのかと思っていたら、それは必要ないようだ。結局、すべてがWEB申告で完了することになった。署名用パスワードさえ分かっていたら、非常に簡単である。来年は問題なく出来ると思う。
還付金の振込先
還付金の振込先は、マイナンバーカード作成時に紐づけされた口座に入金される予定。それ以外の個別口座も選択することは可能であった。(口座登録は必要だが)あとは、お金が入金されるのを待つだけである。
署名用パスワードを失念した人
私のように署名用パスワードを忘れて、あと一歩というところでストップしてしまう人は多いと思う。私としては、「おいおい、これって平日に役所の窓口まで出向いて、パスワードの再設定が必要か?」と思っていたのだが、なんと意外にもネットとコンビニで再設定が出来ることが分かった。
リンク先の下の方に、署名用パスワード再設定の方法が記載されている。ただし、マイナンバーカードの利用パスワード(4桁のパスワード)は必要である。これすら忘れているなら、そもそもWEB申告の最初のページで行き詰っているはずだ。
パスワードの再設定
署名用パスワードの再設定は、
①あらかじめスマホのアプリで、「再設定予約」の手続きを済ます
②最寄りのコンビニに、マイナンバーカードを持参して再設定を行う
すべてネットとコンビニで、かつ個人で出来るので、土日でも問題なくすぐに処理できる。行政サービスもだいぶ改善されたものだと思った。私の場合も、この手順であっさりと再設定ができ当日にWEB申告を終わらせることができた。
まとめ
50年以上の人生で、初めて確定申告なるものを行った。慣れれば1時間もかからない手間で、5万円近くのお金が戻って来るのだからやらない手はない。寄付は今年も継続的に行っているので、来年もまた申告することになるだろう。
自分の居住する地域の認定NPOなら住民税も控除対象になるようだ。が、最初にも書いたとおり還付金が目的で寄付を行っているのではないので、自分が支援したいと思う団体に行うのが良いと思う。