2024年も終わろうとしている。今年の株式市場を振り返ってみると新NISA元年ということで1月から3月末頃まで株価は勢いよく上昇した。しかし、そこからは冴えない展開。7/11には日経は最高値42,426円を付けたものの、それから1ヶ月も経たない8/5にはまさかの31,458円と1万円以上の急落となった。
それ以降リバウンドはあったが10月以降は38,000~40,000円をうろうろと盛り上がりに欠ける展開であった。だが、大納会1日前の12/27に日経は再び4万円を超えてきた。来年の上昇を期待させる良い終わり方になるだろうか。
2025年はいよいよトランプ2期が本格始動する。日本株への影響はどうなのだろうか。為替が安定していればトランプ氏の米国第一主義はS&P、オルカン保有者には追い風かもしれない。
2024年のNISA結果
今年のNISA枠の成果は、投資額240万に対して264万円と24万円の含み益となった。約1.1倍ぐらいである。何が優秀だったかは一目瞭然であり、利益の9割近くがS&Pによるものである。皆がオルカン、S&Pに殺到するのも分かる結果である。インド投信は、ほぼほぼ伸びていない。
もう少し詳しく分析すると、100万円投資したS&Pが21万円の利益を出し、140万投資したインドの利益は2万ちょいという結果である。S&P単独の伸びは1.2倍となる。
2025年のNISA枠はどうするのか
既に2025年のNISA枠の買い付けが可能である。すぐにオルカン、S&Pに全力投球するのがいいのかどうか。今年の両投信のチャートを振り返ると結局年初が一番安値であった。押し目待ちなどグダグダ言わず、アメリカを信じて年初にぶっこんだ人の勝利である。
〇アメリカ一強は不変?
おそらくこれからもアメリカ一強は不変ではないかと思う。こちらの記事にも書いたが、世界の優秀な人材がこぞってアメリカを高みに持ち上げてくれるので、アメリカは安泰であるという理屈には妙に納得がいく。日本の東京一極が変わらないのと同じだ。
ならば今後もオルカン、S&Pの「大正解時代」が続くのではないだろうか。仮にアメリカがダメになる日が来るのなら、日本を含めた他国はもっと悲惨なことになっていると予想される。