くらしの話

【地獄忘年会】絵にかいたようなクソ忘年会をリアル体験した話

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今年も忘年会の季節がやってきた。毎年若者から「忘年会は行きたくない」、「お金払って、おっさんの話を聞くとか意味不明」と忘年会への評価は散々である。私はおっさん側なので、忘年会をそこまで毛嫌いする必要もないのでは?と思っていたのだが、先日絵に描いたようなクソ忘年会を身をもってリアル体験したのでその話を書いてみる。

それは仕事関係の忘年会であった。正直最初は楽しかった。これまであまり話したことのない他社の人と話が弾んでいた。それが暗転したのは途中の席替えの後である。6人掛けのテーブルに、発注元の会長Z氏(70代)、A社の部長、A社の若手女性2名、私、B社の人というメンバーであった。

背景的にはZ氏とA社は20年来の付き合いで、A社にとって年間数億を受注する太客である。私とB社の人はZ氏と知り合ってせいぜい2年程度。受注額も2000万いくかどうかという状況。この時点でA社と我々2名の温度差が凄い。ちなみに、この席替えは抽選による偶然で仕組まれたものではない。ただ、当然ながらA社の出席人数が多いのでこうなってしまった。

①ずっと俺のターン地獄
とにかくZ氏がずっと喋っている。話のネタは自分の孫の話やZ氏が若かりし頃の20年近く前の仕事の話。話題についていけているのはA社の部長だけ。「凄いですね~」リアクションマシーンと化すA社女性2名。「昔話とか知らんがな」と絶対零度まで下がる私とB社2名のテンション。

②この仕事はなぁ~と語りだす中堅社員
途中でA社部長が席を移動し、そこにA社課長が入って来る。この人とZ氏も10年以上の付き合いのようだ。そして相変わらずの内輪ネタの昔話のオンパレード。途中からこの課長がA社の若手女性2名を相手に「Zさんとずっと仕事してきたけど、この仕事はなぁ~云々」と語り始める展開。幽体離脱して意識を飛ばし嵐が過ぎ去るのを待つ私とB社2名。

いや~、マジできつかった。若手がボヤくのも分かるわって感じの絵に描いたようなクソ忘年会だった。(前半は楽しかったけど)

学ぶべき教訓
まぁ、愚痴っているだけでは意味がないので今回の体験から加害者側になりえる我々アラフィフはどうすればいいのか考えてみた。

〇適切な話題チョイスと話を振るスキル
自分がテーブルでZ氏のようなポジションであれば、やはり話題のチョイスは重要である。数名しか分からない過去の栄光ネタはご法度で、誰でも分かる業界の一般論か時事ネタを選ぶ必要がある。世代ギャップの無い話題となるとなかなか難しい。またずっと俺のターンではなく自分は話題を提供するだけで「〇〇さんはどう?」と周囲に喋らせる役割に徹するのがいいだろう。

〇部下に説教とか論外
帰りの電車で自社のC氏から「A社の課長どうだった?」と聞かれたので「なんかあの人、めっちゃ部下に説教たれてドやってたけど、そんなに仕事できるの?」というと「あの人社内でメチャクチャ嫌われてるから」という返答が。。。あーあって感じだった。

みなさんも明日は我が身とならないよう、人の振り見て我が振り直そう。