トランプ関税に端を発した、2025年4月の暴落劇はその後の戻しも、まだまだ道半ばで日経平均は34,000円台にとどまっている。大統領主導のインサイダーなんて言われているが、とりあえず初手で大きくハッタリをかましておいて、後々の交渉を有利に持っていこうという毎度の魂胆なのだろう。日本なんて相手の思惑通りで完全に腰が引けている。
私としては今回の暴落時にS&Pを27,154円、三菱UFJを1,398円で購入した。UFJは現状安全圏だが、S&Pは微妙である。投信は、注文から約定まで時間差がありすぎてなかなか購入のタイミングが難しい。大きなリバウンドがあると、たった1日の誤差でもかなり不利な値段で約定してしまう。これで今年2回目のS&P購入なので、もうこの価格帯での購入は打ち止めと思っている。これ以上、下げられるのもキツイ。
昨年の8月と今回の暴落の2度の経験を経て、大きく下げた時に買うという習慣は身に付いた。さらには、「上げてきた時に買いたいと思わなくなった」のが一番の効用かもしれない。楽観時には想像はつきにくいが、本当に思っている以上の暴落は実際に来るものである。それまで気長に待つこと、そして暴落時には勇気をもって買い向かうことが重要である。
この記事も2024年の2月から月一で記録しているが、楽観でフィーバーしていたのは2024年の2月~3月ぐらいで、それ以降の1年と2か月間は暴落は2回来るしで、パッとしない相場が続く。今夏ぐらいは、久しぶりにフィーバー爆上がりを見せて欲しいものだ。