くらしの話

【映画】風が吹くとき 学ぶべき2つの教訓 情報の取捨選択と夫婦愛

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映画「風が吹くとき」を観た。1986年のイギリスのアニメーション映画である。登場人物はジムとヒルダという老夫婦。核戦争の放射能の脅威を扱った映画である。私がこの映画で感じたことは2つ。

【情報の取捨選択の重要性】
ジム(夫)は、政府発行のチラシの情報を疑いもせずに鵜呑みにして行動する。もっとも、時代背景から考えて情報源は新聞、テレビ、ラジオ、政府広報などの一方向性のものに限られているため、夫を責めるのは酷かもしれない。しかし、情報の双方向性が確立された現在では、自分の頭で考え情報を取捨選択することの重要さを感じさせられる。

【夫婦愛】
前半は、ほのぼのとした夫婦の日常生活が描かれる。そんな中、どんなに絶望的な状況になっても「お前が悪い!あんたのせいだ!」と夫婦でいがみ合うことなく、お互いを支え合って生きていくことのすばらしさを教えられる。現代においては夫がリストラになった、お金がなく生活が苦しくなった場合などに当てはめることが出来るだろう。